その 1
2004年10月1日 更新
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たんぼ日記
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2004年9月22日午後3時半
いよいよ稲刈りです! PTA会長さんから
鎌(かま)の使い方を教わります。
2004年9月21日午後5時
稲刈りのじゅんびをしました。 鎌(かま)、藁(わら)、はざ木。
明日の稲刈り本番に向け東側の3列を事前に刈ってみました。
刈り取った稲を藁で束ねるのですが、これがなかなか難しい。
9月22日 稲刈り
○○○したら△△△して○×△して・・・
何だかよく分かんないけど、さぁ、始めま
しょう!
刈り取った稲を束ね
て藁でしばるのが、
これがけっこう難し
かったんです。
何度もやり直してる
子もいました。でも
みんなとっても楽し
そうでした。
収穫というものはみんなの顔を
ほころばせてくれるようですね。
校長先生と教務主任の青木先
生は稲刈りをしている皆さんの
豊かな表情をカメラにおさめて
いましたよ。
はざ木って解ったかな? 三脚にしたり
その間を横にして渡して、稲をかけて乾
かすときに使う木の棒のことですね。
上の写真で会長さんが組んでいるのが
はざ木の三脚ですね。
会長さんはこの日、校外研修から帰って
きて直ぐに稲刈りだったんです。 だから
ワイシャツにスラックスで稲刈りなんです。
刈り始めて、わずかに40分弱。 あっという
間に稲刈りは終了しました。 とっても上手に
刈れました。 はざかけられている稲がとって
もすてきでしょ! 藁や稲を拾い集めてお掃
除をした後にみんな集合してPTA会長さんか
ら今後の説明を聞きました。

お米をこうして乾かした後に脱穀(だっこく)す
るんです。 脱穀の機械は、これもみんな初
めての体験になると思いますよ。 そう、会長
さんも初めてなんです。 皆さんと一緒、楽し
みにしているんだそうですよ。
間も無くですよ、かりやど祭りで、このもち米をお餅にするのは!

ここでひとつ、番外編

2004年9月29日、台風21号の影響で、30日の給食中止が決定されました。

田んぼのはざかけした稲がとっても心配だったのは皆さんも同じでしょ?

あの強い雨風で残念ながらはざかけした稲は倒れてしまいました。

翌日、教頭先生から連絡をもらったPTA会長さん、皆で倒れてしまった稲のはざかけを直しました。
2004年9月29日、12時58分撮影
2004年9月30日、正午前後撮影
お米を作るのって、ほんとうにたくさん
手がかかるんですね。 ご飯粒ひとつ
でさえ粗末にしない、この訓え(おしえ)
がなんだか良く理解できてきやしませ
んか!?

倒れたはざかけを直してくれた皆さん、
ご苦労様でした、ありがとうございまし
た。

ところで皆さん、気づいてましたか?
刈った稲の株から新しい葉がまた出
てきているのを!
気候条件によっては、また穂が付い
たりもするんですよ。
稲の生命力って強いものですねぇ〜
脱穀 (だっこく)
さぁ! 稲刈り、はざかけ乾燥
のあとは、
そう! 脱穀(だっこく)です!

天気があまりハッキリとしない
ため、刈り取った稲は西昇降
口に移しておきました。 乾燥
していないと、脱穀がうまくで
きないのです。

手前のが脱穀機ですよ。
さぁ、この機械、いったいどう
やって使うのかな?

PTA会長さんから脱穀機の
使い方をみんなでしっかり聞
きました。
会長さんは植田先生からちゃ
んと使い方を習ってきてくれ
ていました。


この脱穀機は 「足踏式回転脱穀機」 って言うんだそうですよ。 江戸時代になって
千歯扱(せんばごき)が発明され、1910年(明治43)にはこの足踏式回転脱穀機が
発明されたんだって。 千歯扱に比べ約8倍の作業能率をあげるようになったんだっ
て。 すごい機械でしょ!
第二次世界大戦後,農村に発動機が普及するようになって動力回転脱穀機が使用
されるようになったそうです。 平成の昨今では、移動しながら刈取りと脱穀・精選・
袋詰めまでを同時に行う農業機械、コンバインが活躍していますね。
もう少し細かく勉強してみたい人は、検索サイトで「脱穀機」を検索してみてください
ね。

半田農業高校からお借りしたこの足踏式回転脱穀機、倉庫の奥隅にしまってあった
のをわざわざ探し出してくれ、貸していただけたものです。 農業高校でも使っていな
い懐かしい脱穀機だったんですね。
足でペダルをリズムよく踏むんです。 そうすると鉄線を逆U字状にしたこき歯のついた樽状
のこき胴が向こう側に回り始めるんです。 そこに乾燥した稲の穂をあてると、穀粒(お米)が
落とされるのです。 穀粒が飛び散らないようにわらで作ったむしろが掛けてあります。
みなさん、とっても楽しそうに作業してくれていたのが印象的でしたね。 最初はペダルの
足と、稲の束を持つ手のバランスが悪かったんですが、すぐに慣れて、とっても上手に足
踏脱穀機をあやつっていましたよ。
脱穀された『稲の束』は『わらの束』になりました。
わずかに残っていた穂の一部は、みんな手できれいに取って『脱穀』しましたよ。 こう
いった農業作業を経験していくと、一粒ひとつぶの米粒に、みんなの愛情が注がれる
ように成っていくのが良く判りますね。
10月5日午後3時、PTA会長さんは脱穀したお米を持って 植田先生のところに行きました。 もみすりと精米をお願し に行ったのです。 持ち込んだお米は、もみすり前の状態 で約14kgでしたよ。 西昇降口の体重計で量っていきま した。
もみすり・精米すりにはこのカウン
ターで15くらいが望ましかったそう
ですが、かりやど祭りまでもう日が
ありません。
もち米は精米したら白色の米粒な
んですが、今回はちょっと水分が多
めで精米をすることになります。 普
通のお米のような色あいに仕上が
るよ、って植田先生。
この状態で14kg
まだ細かなわらが
いっぱい入ってい
る状態ですね。

この機械が細かなわらを分別
してくれ、もみすりしてくれるん
です。 モーターがついていて、
あっという間にもみすりまで完
了です。 14kgが10kgくらい
になりましたよ。

もみすりの終わったばかりのお米です。 そう、
これが玄米(げんまい)です。

これは精米機です。 玄米を上から入れて
スイッチを入れると真ん中下よりのちっちゃ
な窓から精米されたお米が滑り出てきます。
ざらさらざらさら、精米機で精米されるお米
の音は、精米されて出てくるお米を見てい
ると、居合わせた私たちをとっても新鮮な気
持ちにしてくれ、なんとも嬉しかったですね。

お店で売ってるお米となんら変わらないお米
なんですが、私たちにとってはとっても特別な
お米なんですよね。
極上かりやど小町

植田先生がもみすり・精米をしておいてくれました。 こん
なふうに袋にも入れてくれました。 ほんとうに何から何ま
でお世話になりっぱなしでした。 植田先生、ありがとうご
ざいました。

お米の名前は『極上かりやど小町』とさせていただきました。
10月4日の脱穀の際に、参加してくれた子どもたちの意見
を採用させていただきました。
                       (PTA会長)

脱穀 (だっこく)
極上かりやど小町
ありがとうございました

平成16年10月6日午前10時35分、校長先生とPTA会長さん
は半田農業高校の校長先生を訪ねました。 これまでの経緯報
告を兼ねお話をさせていただきました。 一部生徒さんのご協力
もしていただけたこともありました。 植田先生のご協力と高校側
のご支援に心から感謝をし、農業高校のみなさんへかりやど祭
り開催のお知らせをしてきました。
半田農業高等学校のみなさん、ほんとうにありがとうございました。